小麦粉と同様、アメリカでお菓子を作る際にどれを使ったらいいのか迷うのがお砂糖。日本で砂糖というと上白糖をイメージするのですが、アメリカではあまりメジャーではないようです。そこでアメリカのスーパーにある砂糖の種類とその用途をご紹介します。
アメリカの砂糖の種類
スーパーの砂糖コーナーに行くとたくさんの種類の砂糖がありますが、砂糖は基本的にサトウキビとテンサイが原材料で、その製法によって呼び名が変わります。
[ad#co-1]私がスーパーでよく見る砂糖の一部はこれです。
cane sugar サトウキビの砂糖。私が一番よく使うお砂糖です。白くサラサラとしたものもありますが、オーガニックのものだと茶色く粒が大きかったです。
raw sugar サトウキビの初絞りで作られた糖。Turbinado Sugarという商品名で売られていることもあります。
brown sugar モラセス(糖蜜)によって色づいた砂糖。モラセスとはサトウキビやてんさいを砂糖に精製するときに出る黒い液体のことを言い、このモラセスの量によって、dark brown sugar, light brown sugarと名前が変わります。日本でいう黒砂糖や三温糖とはちょっと違うようですが、お菓子づくりにも使えます。
Granulated Sugar グラニュー糖。caster sugarやtable sugarとも言います。アメリカで一般的な砂糖。
powdered sugar 粉砂糖。アメリカで定番のバタークリームなどのお菓子づくりに使えます。
sugar cube 角砂糖。
ぜひ気を付けてたいGMOとは?
砂糖を購入するときに見た方がいいのはこの表示。
『NON GMO』
遺伝子組み換え食品を使っていませんのマーク。
GMOは遺伝子組み換え食品を意味します。
遺伝子組み換え食品大国のアメリカでは、多くの食品が遺伝子組み換え食品です。
それを避けるためにはこのNON GMOマークを注意して見るしかありません。
これは加工食品においても同じことが言えます。
加工食品の原材料を見ると、NON-GMOのマークのある商品には『cane sugar』と表示されていますが、NON-GMOのマークがない商品だと『sugar』のみ表示されています。
この『sugar』とはコーンシロップのことを指しています。コーンシロップとはトウモロコシから作られた人工甘味料のことを言いい、この原材料のトウモロコシは遺伝子組み換えのトウモロコシです。
コーンシロップは様々な私たちが口にする様々な食品に使用されているので、それを避けることはかなり不可能に近いかもしれません。
けど小さな子供のいる身としては、なるべく避けたいものです。
私たちにできることはNON-GMOやオーガニックの表示のある食品を購入したり、ホールフーズなどのオーガニックスーパーを利用することですね。
アメリカに来て、食の安全についてとても気を付けるようになりました。砂糖に限らず、野菜、お肉、パン、飲み物、乳製品…すべての食べ物においてしっかり自分の目で選択していかなければいけないなと思います。
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