場面緘黙の子どもを海外で学校に通わせる中で、
私が一番大切だと感じたのは、先生への伝え方でした。
この記事では、
場面緘黙の双子について先生にどう伝え、どんな対応が助けになったのか
実体験をもとにまとめています。
海外生活全体については、
▶︎ 場面緘黙症の子は海外でどうなる?英語環境での変化とカナダ生活の実体験
で詳しく書いています。
海外では新学年の前に担任との面談がある
カナダやアメリカでは、新学年が始まる前に
担任の先生と保護者が面談する機会があります。
私はこの面談を、
「評価の場」ではなく
子どもを守るための説明の場だと考えていました。
面談で必ず伝えていた双子の特性
面談では、次のことを必ず伝えていました。
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場面緘黙があること
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家では話すが、園や学校では話せないこと
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無理に話させると不安が強くなること
「話さない=理解していない、反抗している、ではない」
という点を、最初に共有しました。
トイレを我慢してしまう問題も事前に共有
特に重要だったのが、トイレの問題です。
話せないために
「トイレに行きたい」と言えず、
一日中我慢してしまったことがありました。
そのため面談では、
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定期的にトイレに行くよう声をかけてほしい
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ジェスチャーでもOKにしてほしい
と具体的にお願いしました。
トラブルがあったときはすぐ先生にメール
もし何かトラブルがあった場合は、
その日のうちに先生へメールするようにしていました。
ポイントは、
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感情的にならず事実ベース
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家で聞いた子どもの様子を書く
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「相談」という形で伝える
ことです。
「いつもサポートありがとう」を忘れない
どんなメールでも、必ず入れていたのが
「いつも子どもたちをサポートしてくれてありがとうございます」
という一言です。
先生と対立する関係ではなく、
一緒に子どもを支えるチームでいたい、という気持ちを伝えていました。
意地悪をしてきた子の親には直接言わなかった
話せないことを理由に意地悪をされたこともありましたが、
相手の保護者に直接連絡することはしませんでした。
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トラブルが大きくなる可能性
-
子ども同士の関係が悪化するリスク
を考え、すべて担任の先生に共有しました。
結果的に、先生が間に入ってくれたことで、
大きな問題に発展することはありませんでした。
先生とのやりとりはアプリやメールが中心|英語が苦手でも対応できた理由
海外の学校では、先生との連絡は
対面よりもアプリのメッセージ機能やEメールが中心でした。
急な相談やトラブルの共有、
ちょっとした確認事項も、ほとんどが文章でのやりとりです。
そのため、英語で直接うまく話せるかどうかよりも、
**「文章でどう伝えるか」**の方が重要だと感じました。
英語が得意でなくても困らなかった
正直に言うと、私自身、
ネイティブのように自然な英語が書けるわけではありません。
それでも、先生とのやりとりで困ることはほとんどありませんでした。
私が意識していたのは、次の流れです。
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まず日本語で伝えたい内容を整理する
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AIや翻訳ツールを使って英文を作成する
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長くなりすぎないよう、簡潔で丁寧な文章にする
この方法で、先生との連絡は問題なくできました。
完璧な英語でなくても、
「子どものためにきちんと伝えたい」という姿勢は、十分に伝わると感じています。
AIを使うとやりとりのハードルが下がる
最近は、AIを使うことで、
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感情的にならない文章に整える
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丁寧で失礼のない英語表現に直す
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先生向けの自然な文面に変換する
といったことが、簡単にできるようになりました。
「英語が苦手だから、先生に連絡するのが怖い」
と感じている方ほど、
文章での連絡+AIのサポートは、とても心強いと思います。
大切なのは“早めに・文章で伝えること”
海外の学校では、
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困りごとは早めに共有する
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文章で記録として残す
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クレームではなく相談ベースで伝える
このスタイルが、とても一般的です。
英語力そのものよりも、
子どもの特性や困っていることを、きちんと伝えることの方が、
ずっと大切だと実感しました。
まとめ|伝えてよかったと思う理由
場面緘黙の子どもは、
自分で困っていることを説明できません。
だからこそ、
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事前に特性を伝える
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具体的な困りごとを共有する
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トラブルは早めに相談する
この積み重ねが、子どもを守ることにつながりました。
▶︎ 場面緘黙の双子が海外で嫌な思いをした実体験|話せないことで起きたトラブル
の記事とあわせて読むと、背景がより伝わると思います。