場面緘黙の子を海外で育てていると、
「話せないこと」そのものより、周囲との関係で起きるトラブルに心が痛むことがあります。
この記事では、
場面緘黙の双子が海外で実際に嫌な思いをした出来事について、
親の視点から正直に書いています。
海外生活全体の流れについては、
▶︎ 場面緘黙症の子は海外でどうなる?英語環境での変化とカナダ生活の実体験
でまとめています。
結論|話せないことでトラブルが起きたことはあった
結論から言うと、
海外でも「話せないこと」が原因で、つらい思いをした場面はありました。
すべてが優しい世界だったわけではありません。
話せないことで意地悪をしてくる子がいた
デイケア・プレスクール生活の中で、
双子のうちの一人に対して、意地悪をしてくる子がいました。
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話せないことを分かっていて近づいてくる
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わざと手をつねる
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そのことで泣かせる
といったことがありました。
事実と違う説明がされていたこと
さらにショックだったのは、
その子が先生に対して
「頭をぶつけた」
「自分で転んだ」
などと、事実とは違う説明をしていたことです。
ある日、先生から
「今日は泣いている時間がありました」
と報告を受けました。
家で話を聞いて初めて分かったこと
家に帰ってから、
落ち着いたタイミングで双子に何があったのかを聞きました。
すると、
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お友達に意地悪をされたこと
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それが怖くて言えなかったこと
が、少しずつ分かってきました。
話せないことで、その場で助けを求められなかったことが、
親としてとても胸に刺さりました。
先生に事実を伝えたときの対応
その日のうちに、
私は先生にメールで状況を伝えました。
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家で聞いた内容
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子どもが泣いた理由
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話せないため、その場で説明できなかったこと
を、感情的にならないよう事実ベースで書きました。
すると、先生はすぐに状況を確認し、
その後は注意深く様子を見てくれるようになりました。
親として感じたこと
この出来事を通して強く感じたのは、
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場面緘黙の子は、嫌なことがあっても言葉で説明できない
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周囲が気づかないと、見過ごされてしまう可能性がある
という現実です。
海外だから、日本だから、ではなく、
「話せない子がいる環境」で起こりうることだと思いました。
まとめ
今回書いた内容は、海外生活の中の一つの出来事です。
良いことばかりではありませんでした。
それでも、
環境や大人の関わり方次第で守れることもあると感じています。