入手も大変!アメリカのエピペン事情

以下の記事にも書きましたが、軽度のピーナッツアレルギーのある我が家の3歳の息子。

アメリカで受ける子供のアレルギーテストと市販薬

今まで暮らしたテキサスでもカリフォルニアでもアレルギーの先生や小児科の先生に我が子のアレルギーは軽度であるのでエピペンを持つ必要はないと言われて来たのですが、ボストンに来て初めてエピペンを持つように言われてしまいました、、、

プリスクールに出す書類にも『アレルギー反応が出たら、エピペン打って911』とでかでかと書かれてしまったので、エピペンをプリスクールに常備しておかなければならず、我が家のエピペン探しの旅が始まりました。

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エピペンとは

アメリカに来てからよく耳にするようになったエピペン。

エピペンとはアナフィラキシーが起こった時にお医者さんが来るまでの間一時的にショックを防ぐ注射です。

あくまでショックを緩和するだけであり、アナフィラキシーを治療するものではありません。

やったことありませんが、アナフィラキシーが起こったら、太ももにズブッと刺します。

 

エピペンを入手するには

エピペンはお医者さんの処方箋が必要です。

近所のCVSの場所を小児科に伝えると、そこにデータが送られ、ピックアップできる、、、というはずでした。

さっそくCVSにエピペンを取りに行くと、「在庫がないから入ったら電話する」とあっさり追い返されてしまいました。

プリスクールからエピペンはいつ入荷されるかと聞かれてしまったので、もう一度CVSに。

すると前日とは違う窓口の人に「通常エピペンの在庫は置いていない。入荷は2、3ヶ月先だ」と言われてしまいました!

2ヶ月も待てないので他の店舗を紹介してもらい後日そこの店舗に取りに行くと、明日入荷されると言われました。その言葉を信じて翌日取りに行くと、なんとまだ入荷されていないとのこと!!!!エピペンに振り回される毎日。。。

結局主人のオフィスの近くのCVSに行ってもらいそこでようやく手に入れることができました。。。

 

問題だらけなエピペン

アレルギーのある人は学校や家に常備しなければいけないエピペンなのにこの手に入りにくさは問題ですが、もっと大きな問題はエピペンの値段。

アメリカは日本のように全員が健康保険に入っているわけではなく、個人または会社で加入します。

我が家はありがたいことに会社がいい保険に入ってくれているのでエピペンを10ドルで入手できましたが、加入している保険によっては300ドルを超える人も!!

エピペンは家と学校それぞれに常備するので2パック必要で家族にアレルギーが2人いると、

300ドル×2パック×2人分=1200ドル!!

ほとんど使われることのないエピペンに1200ドル!

しかもエピペンは使用期限が短く1年から2年で新しいものに買い換えなければいけません。

どうやらエピペンの会社は独占企業のようで、値上げを繰り返しているんだとか。

アレルギーの子供を救いたいんだか、苦しめたいんだかわからないアメリカ政府。

毎年期限切れを迎えて捨てられていくエピペンの方が多いだろうに、、、

アメリカはアレルギーに関して厳しいことはいいと思うけど、このエピペン問題はなんとかならないかなとつくづく思います。

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